第69回中小企業団体全国大会開催される

団結は力 見せよう組合の底力!
~地方創生は連携による地域力アップと強力な発信~

17/10/31 

h29zenkokutaikai01【大会会場の様子】  

 全国中央会及び長野県中央会は、10月26日(木)、長野県松本市「キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)」において『団結は力 見せよう組合の底力!~地方創生は連携による地域力アップと強力な発信~』をキャッチフレーズに、第69回中小企業団体全国大会を開催いたしました。
 当日は全国各地から中小企業団体の関係者約2,500名が参集し、本会からも121名の組合関係者が参加した他、阿部守一長野県知事、菅谷昭松本市長をはじめとする多数の来賓が出席されました。
 大会は、唐沢政彦長野県中央会副会長の開会宣言に続いて大村功作全国中央会会長の開会挨拶により幕を開けました。その後大会は春日英廣長野県中央会会長の開催地会長挨拶、阿部守一長野県知事、菅谷昭松本市長の歓迎挨拶、武藤容治経済産業副大臣、谷合正明農林水産副大臣、田畑裕明厚生労働大臣政務官の来賓祝辞の後、春日英廣長野県中央会会長が議長、渡邉隆夫京都府中央会会長、平栄三千葉県中央会会長がそれぞれ副議長となり、議事が進められました。

第69回中小企業全国大会スローガン
1.実感ある景気回復と被災地の復旧・復興の加速化
2.生産性向上・ものづくり対策の強化
3.事業承継施策の抜本的強化
4.中小企業組合等連携組織対策の拡充
5.中小企業の実態を踏まえた働き方改革の推進
6.まちづくりの推進と観光・商業・サービス業対策の拡充

 大会開場のメインステージの両翼に大会スローガンが掲げられる中で、「実感ある景気回復と中小企業・小規模事業者の生産性向上支援等の強化」「地域活性化を担う中小企業・小規模事業者に対する支援の拡充」「震災復旧・復興支援、豪雨等による災害対策の拡充」「中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備」を具体化し、我が国経済及び中小企業・小規模事業者の持続的な成長を実現するための中小企業対策の拡充に関する16項目が上程されました。決議に先立ち服部正全国中央会副会長より、意見発表が行われた後、満場の賛同を得て決議案は採択されました。
  さらに、吉江慎太郎長野県中小企業青年中央会会長が、本大会の意義を内外に表明するため、『大会宣言』を高らかに宣言しました。
 なお、大会開会前にはアトラクションとして、アルプホルンの演奏が披露され、参加者皆が魅了されました。
 また、大会宣言後に行われた表彰式では全国の優良組合43組合、組合功労者71名、中央会優秀専従者27名の表彰が行われ、それぞれの総代に対して大村会長より表彰状と記念品が授与されました。
 なお、本会からは次の方々が表彰の栄に浴されました。

◆第69回中小企業団体全国大会 被表彰者氏名(東京中央会関係)◆

 【組合功労者】

会津 健 様  東京都塗装工業協同組合 理事長
大野亮裕 様  東京都製本工業組合 理事長
大月正雄 様  関東プラスチック印刷協同組合 理事長
林 重信 様  東日本セメント製品工業組合 理事長
立堀佳男 様  ムサシ綜合メンテナンス企業組合 理事長

【中央会優秀専従者】

相川道大 本会労働課主査

 なお、次期全国大会は、来る平成30年9月12日(水)に、 京都府において開催することを決定し、大会旗が大村会長から渡邉隆夫京都府中央会会長へ継承されました。
 諸事ご多用のところ、ご参加いただきました組合関係の皆様には厚く御礼申しあげます。

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【大村会長開会挨拶】

 
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【組合功労者総代と大村会長】

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【組合功労者】
(手前より立堀様、林様、大月様、大野様、会津様)

 
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【アルプホルンの演奏】

 

  決 議 事 項

【Ⅰ.実感ある景気回復と中小企業・小規模事業者の生産性向上支援等の強化】

1.景気回復を実感できる対策の加速化
2.中小企業・小規模事業者の生産性向上・経営力強化に対する
  支援の拡充
3.中小企業組合等に対する支援の拡充

【Ⅱ.地域活性化を担う中小企業・小規模事業者に対する支援の拡充】

1.事業承継、事業再生・再編等に対する支援の拡充
2.官公需対策の強力な推進
3.海外展開に対する支援の拡充
4.まちづくりの推進・商業集積に対する支援の拡充、商取引の適正化

【Ⅲ.震災復旧・復興支援、豪雨等による災害対策の拡充】

1.熊本地震、鳥取県中部地震、東日本大震災、豪雨災害に対する
  復旧・復興の更なる推進
2.福島の復興・創生に向けたきめ細かな対策の実施
3.地域の防災・減災対策の強化

【Ⅳ.中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備】

1.中小企業金融施策の拡充
2.中小企業・組合税制の拡充
3.中小製造業等の持続的発展の推進
4.卸売・小売業、サービス業、物流業に対する支援の拡充
5.優越的地位の濫用に係る独禁法の執行強化
6.中小企業の実態を踏まえた労働・雇用・社会保障対策の推進

 

宣 言

 本日、中小企業団体の代表二千五百名は、「団結は力 見せよう組合の底力!~地方創生は連携による地域力アップと強力な発信~」をスローガンに、日本有数の名峰を臨む城下町、ここ長野県松本市に集い、約二万七千の中小企業組合等の総意を取りまとめ、その実現に向けて、共に取り組むことを決議した。
 中小企業・小規模事業者は、深刻化する人手不足や円滑な事業承継、生産性の向上、頻発する自然災害など、数多くの経営課題を抱えている。
 こうした中、地域の経済・雇用を支える私達は、自らの経営基盤を強化し、持続的に成長することが求められている。そのためには、個々の努力に加えて、組合の持つ「つながる力」を大いに発揮し、直面する課題に対して、全力で取り組んでいかなければならない。
 これには、国や地方公共団体による強力かつ継続的な支援が必要である。よって、本大会の決議事項が早期に実現されることを強く求める。
 中小企業及び組合、そして中央会は、仲間達の努力が、明日、一年後、十年後、五十年後、そして百年後の日本の礎となるべく、積極果敢に行動することを決意する。
 右宣言する。

平成二十九年十月二十六日
第六十九回中小企業団体全国大会
(原文は縦書き)