しかし、現在に目を向ければ、社会経済状況の行き詰まりと長引く不況のもとで、東京は世界を魅了してきたその輝かしい歴史を忘れてきたかのように元気をなくしています。こうした停滞から立ち上がり、東京を再生し、日本の魅力と活力を取り戻すことが、いま、最大の課題となっています。

　そこで、『江戸東京４００年の魅力の再発見と未来への創造』を統一テーマに、地域・企業・民間団体等が主体となって行政と連携しながら、江戸東京が有する蓄積と魅力をアピールし未来の創造へつながる元気な東京再生への大きな起爆剤として、事業を推進していこうと、「江戸開府４００年事業推進協議会（会長：山口信夫東京商工会議所会頭）」が設立されました。

　本推進協議会は、こうした各主体が実施する創意工夫を凝らした事業の展開を効果的・統一的に支援し、平成１５年の年間を通して「江戸開府４００年事業」を盛り上げて行きます。主なメンバーは、東京都、東京商工会議所を中心に、本会や東京都商店街連合会、東京都商工会連合会などの経済団体、(社)日本民間放送連盟、ＮＨＫ、(社)日本新聞協会、(社)日本広告業協会などの主要団体が加盟し、講演会、展覧会、見本市、各地のまつり・大会等の各種イベント、出版、ＴＶ番組の制作等に後援、協力などをして行きます。

　組合など各種団体が実施する事業のうち、本推進協議会の規約に定める｢事業｣に該当するものについては、統一ロゴマークや後援等の名義使用が承認されますので、組合や企業において今後、周年行事、記念のイベント、広報印刷物の発行等を計画されている時には、ぜひご検討下るようご案内申し上げます。