會津会長 年頭のあいさつ

明けましておめでとうございます。
令和8年の新春を迎えるにあたり、皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
わが国経済は、コロナ禍の大きな落ち込みからの景気回復局面が過去3番目の長さに達し、緩やかな回復基調が続いておりますが、われわれ中小企業・小規模事業者は、最低賃金の大幅な引上げや長引く円安、原油高によるコスト上昇、構造的な人手不足、後継者不足などの課題が山積し、景気回復の実感を得られぬまま新年を迎えました。
このような状況下で本会は、新たに「団体連携型事業承継支援事業」として団体等の事業承継に係る取り組みを包括的に支援したほか、デジタル技術等を活用した業界活性化を目指す取り組みに対する特別支援「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト」や技術・サービスの高度化・高付加価値化のための技術開発等を支援する「明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業」などを実施しました。
さらに、昨年10月には、9回目となる「組合まつり in TOKYO」を開催しました。2日間開催したリアル展示会では、都内97組合・団体、全国34組合・団体計131の組合・団体が出展し、1万3千人を超える来場者が訪れ、盛会裡に終えることができました。
また、今年は、本会が創立して70年の節目を迎えます。戦後の復興期を経て中小企業の『大同団結』を掲げた先人たちの想いは、今も色あせることなく我々に受け継がれています。AIの台頭や社会構造の変化など、時代は大きな転換期を迎えていますが、『組織化により課題解決を図る』という相互扶助の精神こそが、不確実な未来を切り拓く鍵になると確信しております。そして、その想いは、10年先、20年先の次世代につなげていかなければなりません。
本会は、中小企業組合専門の支援機関として、中小企業の組織化を推進し、その連携を強固にするとともに、事業承継やデジタル技術活用による人手不足対策など、諸課題の解決に向けた支援の実施に努め、東京都や国に対して中小企業施策の充実のための要望を行うなど、皆様の一助となるべくさらなる努力を続けてまいります。
結びに、本年が皆様にとりまして、明るい希望に満ちた年となることを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。