東京紹介組合シリーズ
武蔵野の古い面影が残る井の頭公園と「井之頭造園協同組合」

　井之頭造園協同組合　東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-3
　http://www.inokashira.or.jp/index2.html

　吉祥寺駅の公園口を出て雑踏の中を数分歩くとしゃれ た町並みの奥に今も武蔵野の古い面影が残る井の頭公園 があります。井の頭公園は、正式には井の頭恩賜公園と いい大正２年に日本最初の郊外公園として決定され、計画的に整備し大正５年に開園しました。
　園内は、桜の名所として有名でボート遊びもでき井の頭公園のシンボル的存在の「井の頭池」、武蔵野の面影を残す雑木林がある「御殿山」、動物園・水生物館・熱帯鳥温室・彫刻館等がある「井の頭自然文化園」、競技場・テニスコート等の運動施設のある「西園」西園の南東にある「第二公園」に分かれています。平成１３年１０月には「西園」の南西端に宮崎アニメの魅力を満載した「三鷹の森ジブリ美術館」がオープンしました。

　井の頭公園「井の頭自然文化園」内のモルモット舎と野草園の工事を請負、日本庭園の樹木の手入れを行っているのが井之頭造園協同組合であります。
　井之頭造園協同組合は、昭和５３年に社団法人日本造園連合会に加入し、造園業界の情報収集を行うために造園工事業者１５社が任意団体「井之頭造園組合」を設立したのが始まりで、昭和５５年に東京都、武蔵野市等の公園の工事・管理を共同受注するために組合員９社で協同組合に法人化しました。

　今後の組合運営について「平成１３年度中に特定建設業の許可を取得し、もっと大規模な造園工事を受注していきたい。また、組合員の経営資金の調達を容易にするために組合自己資金の貸し付けを行っていきたい。」と林武彦専務理事からお話しを伺いました。

＜一口メモ＞
井の頭自然文化園と三鷹の森ジブリ美術館について

○井の頭自然文化園
　「井の頭自然文化園」は、カップルや家族連れで賑わう井の頭公園の一角にあり、本園と分園に分かれて おります。本園には、ゾウのはな子をはじめテンやヤマドリ等の日本の動物たちがいっぱい。モルモットと ふれあえるコーナーや可愛いニホンリスが肩に乗ってくる小径、さらに熱帯鳥温室、彫刻館等があります。分園には、天然記念物のオオサンショウウオやミヤコタナゴ等が見られる水生物館の他、水上・水中から「井の頭自然文化園」本園入口白鳥やカモ等の泳ぐ姿が観察できる水辺の観察デッキもあります。
（ＪＲ中央線、京王帝都井の頭線の吉祥寺駅から徒歩約１０分）

開園時間：	９時３０分〜１６時３０分（入園は１６時００分まで）
入 園 料：	大人　４００円　中学生　１５０円 小学生以下と６５歳以上の方、都内在住在学の中学生は無料
休 園 日：	毎週月曜日

○三鷹の森ジブリ美術館
　「三鷹の森ジブリ美術館」は、「千と千尋の神隠し」等を手がけた宮崎　駿監督が企画し館主を努める公立としては全国初のアニメーション専門美術館で、正式名称は三鷹市立アニメーション美術館といいます。建物は、地下１階地上２階建で屋上には草や木が植えられた庭園があり「天空の城ラピュタ」に登場したロボット兵が見下ろしています。ステンドグラスがはめ込まれた入口の扉をくぐると、丸い天井にトトロやナウシカ等の宮崎アニメのキャラクターがフラスコ画で描かれております。地下１階はここでしか見られない宮崎監督の短編アニメが上映されている映像展示室、１階はアニメーションができるまでをわかりやすく楽しく紹介している常設展示室と企画の各展示室、２階は「となりのトトロ」にでてくるネコバスに子供達が乗って遊べるネコバスルームがあります。
　入場は日時指定の予約制で、チケットは全国のコンビニエンスストア「ローソン」で販売しています。
（ＪＲ中央線三鷹、吉祥寺駅から、それぞれ徒歩１５分。三鷹駅南口からは、黄色いボディ−でジブリデザインの美術館行きコミュニティーバスも出ています。）

開園時間：	１０時００分〜１８時００分
入 館 料：	大人　１，０００円　高校・中学生　７００円　小学生　４００円 幼児（４歳以上）１００円
休 館 日：	毎週火曜日

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