八南ビルメンテナンス事業協同組合は、地元八王子市からの官公需をはじめ民需による建物や公園等の施設の維持管理のための共同受注事業が主な事業であり、「官公需適格組合証明」も取得し、一層の官公需を中心とした受注拡大に向けて活動しています。
　人口５０万人の八王子市民が、より快適に施設の利用ができるように日夜頑張っています。
　組合の設立は、昭和５６年１月で設立後２０年の歳月が経過しました。
　設立目的は、八王子市内へ都心をはじめとする他地区から多数の大手同業者が進出して来たため、危機感を感じその対抗策として市内のビルメンテナンス業者６社が団結して対応すべく協同組合を発足しました。その後、新規加入等もあり現在は８社で活動しています。
　八王子市からの受注は、競争相手が多いため年々厳しい状況にありますが、しかし、組合の受注努力の結果、八王子市交通公園をはじめとする八王子市の施設の受注に成功しています。

　佐藤　誠専務理事には、「今後も官公需、民需の獲得に向けて受注努力を行っていきたい。特に、八王子駅南口の再開発に伴う建物・施設や、大学病院等の大型建物の維持管理にも注目しており、更なる受注成果の拡大を期待していきたい。」と今後の抱負について語っていただきました。
　さらに、教育情報事業として、組合員の建物維持管理の技術力のアップのための洗剤等に関する知識の習得やＩＳＯに関する研修会等を適時開催して、組合員の一層の資質の向上にも力を入れ、人材育成の面からも万全の受注体制を確立すべく努力しています。
　組合は、長年の実績と信頼を基に、建物・施設管理を通じて愛する八王子の街の発展に貢献すべく市民に愛される組合を目指して努力していきます。

＜一口メモ＞
・「武蔵陵墓地」について
　八王子市は、都心から西へ約４０キロメートルのところに位置しています。
　古くから“織物の八王子”としての歴史を刻み、最近では東京都立大学をはじめ２１もの大学・短期大学・国立高専があり、“学園都市”として名高く、また自然の宝庫であり信仰のお山として有名な高尾山をはじめ多くの観光スポットも有り、歴史と自然に恵まれた街です。

　中でも、ＪＲ中央線高尾駅北口から徒歩約１５分程度、甲州街道からさらに欅並木の参道を歩いたところに「武蔵陵墓地」（墓地総面積約４６万�u）がございます。

　この武蔵陵墓地には、総門から玉砂利が敷かれた参道を奥へ進むと、西から順に大正天皇陵（多摩陵）、貞明皇后陵（多摩東陵）、昭和天皇陵（武蔵野陵）がそれぞれ建立されており、墓地は北山杉に囲まれ、上円下方墳の形状をしています。
　また、平成１２年６月に崩御されました皇太后の香淳皇后陵（武蔵野東陵）も昭和天皇陵（武蔵野陵）の東側にございます。

　武蔵陵墓地入口左側に、皇族が墓参に見えた際にご休憩される「御休所」と呼ばれる木造の建物があります。この「御休所」の施設管理を今回組合のお話を伺った佐藤専務理事の会社がなさっているそうです。

　また、武蔵陵墓地から西に約５５０ｍの城山手に、昭和天皇御生誕百年記念国民事業として「昭和聖徳記念館」が平成１３年度中にはオープンされ、昭和天皇のご遺品をはじめ関連資料等が収集展示されることになっています。

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