東京都中小企業団体中央会・社団法人東京都信用組合協会・東京都中小企業経営者協会の３団体は１月６日、目黒雅叙園において、「平成２４年新年賀詞交歓会」を開催しました。当日は、本会会員など４５０余名の方々にご出席いただき、佐藤広・東京都副知事をはじめ、多数のご来賓の方々にご臨席をいただきました。
　冒頭、３団体を代表して大村功作・東京中央会会長は、昨年を振り返りますと、ゆるやかな回復傾向にあった我が国経済は、３月１１日に発生した東日本大震災や原発事故を契機に、一転して景況が悪化し、加えて急激な円高の影響により、極めて厳しい経営状況のまま新年を迎えております。
　また、震災や原発事故により、いまだ事業活動に大きな支障を来たしている事業者や、避難生活を送られている方々には、一日も早い復興を願っております。
　昨年、本会では、東京都に対して中小企業の窮状を強く訴え、各種の支援策や、予算措置の実現を図るため、積極的な要望活動をして参りました。その結果、ものづくり中小企業の技術開発支援を目的とした、「受注型中小製造業競争力強化支援事業」として実現し、現在、３１企業に助成金の交付が決定し、事業支援を行っているところです。
　また、昨年７月、都議会では東日本大震災対応の補正予算が決議されました。本会では、そのうち三つの事業を受託し、「都内中小企業の防災や節電対策」、「放射線による風評被害対策」、「被災企業の事業継続・再開のための支援事業」を実施しております。本会といたしましても、今後とも、会員組合の皆様とともに、議会や行政に対して、中小企業施策の更なる充実をお願いし、組合や組合員企業のための有効な事業を実施し、中小企業の振興そして、東京から経済再生を目標に、全力をあげて努力して参ります。
　本年も東京都中小企業団体中央会、東京都信用組合協会、東京都中小企業経営者協会の諸事業を積極的にご活用いただくとともに、一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。と挨拶しました。