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中小企業トップセミナーを開催しました!
メインテーマは「中小企業の新たな挑戦」

10/9/28

会場の様子

大村会長

セミナー会場の様子

主催者挨拶をする有手副会長


 東京都中央会等主催の「中小企業トップセミナー」が9月16日、日本橋蛎殻町の「ロイヤルパークホテル」において会員組合の役職員など約130名の参加のもと開催されました。
 今回は「中小企業の新たな挑戦」をメインテーマに、大学教授として、また、政治報道番組等でコメンテーターとして活躍中の川上先生、20余年のキャリアを活かし、人材育成に関する講演活動などで活躍されている実業家の佐野先生、そして長年にわたり、中小企業の現場を訪問し、現在、大学教授として中小企業に携わる橋本先生をお招きし、それぞれの視点から、我が国の政治経済、経営面における展望をお話していただきました。


テーマ・講師


(1)


10:30〜12:00
「政権交代が与える日本経済と中小企業への影響」
 
明治学院大学 副学長 法学部教授
  川上 和久 先生

川上 和久 先生


(2)


13:00〜14:30
「この時代の人材育成に大切なこと」
 
有限会社カメリアエンタープライズ
   代表取締役 佐野 由美子 先生

佐野 由美子 先生


(3)


14:45〜16:15
「〜時代を切り拓く中小企業の挑戦〜
    中韓印越尼に負けない日本の中小企業!」

 
政策研究大学院大学 教授
   橋本 久義 先生

橋本 久義 先生

 セミナー開催にあたり、主催者を代表して本会の有手勉副会長から挨拶があり、引き続き講義に移りました。民主党の代表選直後ということもあり、再選された菅首相のもとで、今後の我が国経済の行方が注目される中でのセミナーとなりました。

 はじめの講義は、川上先生。先生は大学教授として教壇に立つ傍ら、政治報道番組等でコメンテーターとしてご活躍されており、今回のセミナーでは、ある県知事が公約を実現化に向けた活動事例と民主党が掲げたマニフェストにおける雇用、経済関連について詳しく解説して頂きました。また、低迷している日本経済の活性化策として、世界に通用する日本のエコ技術、グリーン産業や医療分野などを政治主導により重点的に育成していくことが考えられるといった今後の展望について分かりやすくお話をいただきました。

 昼食の後、午後からは佐野先生の講義。先生は、レストラン業界において接客・店長経験を積んだ後に、30歳で独立し、ホテル、レストランのトータルコーディネートに関するコンサルティングや講演活動を中心に活躍されており、今回は、組織や企業における強いリーダーの育成について講義していただきました。若いうちに、しっかりとした社員教育をしないと、後にリーダーとして育たず、いつまで経っても仕事を任すことができない。最近は責任あるポジションにつきたくないという社員が多い傾向にあることなど、人材育成の重要性と若い世代の現状などについてお話をいただきました。

 3時のティータイムの後、橋本先生からは、サブプライムローン問題後の厳しい経済情勢が続いている今日、今後の中小企業の展望についてお話をいただきました。橋本先生は、通商産業省(現経済産業省)に入省し、機械情報産業局鋳鍛造課長、中小企業庁技術課長等を歴任されました。1985年より16年間で2600以上の工場を訪問し、全国の中小企業の現場の声を聞き、行政・学界には珍しい現場主義者です。
 橋本先生は、講義の最後に、稲盛和夫氏(京セラ(株)の創業者)の言葉で「経営者と従業員の間に本質的な違いはない」が一番好きな言葉であると話されたのが印象的でした。

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