◆
|
日本版デュアルシステムの特色
|
|
若年者を一人前の職業人に育てる新たな人材育成プログラムのことで、具体的には、企業での実習訓練と、専修学校や公共職業訓練施設等における座学とを組み合わせて行い、修了時に能力評価を行います。は従来の職業訓練と比較すると、次のような特色があります。
|
|
*
|
実務能力の涵養を重視する観点から、企業における実務訓練が大幅に取り入れられる。
|
*
|
職業「体験」ではなく、終了後の「就業」という確個たる目的を持つ。
|
*
|
訓練終了後には能力評価を行い、実践力を確かなものにする。
|
|
◆
|
企業にはこんなメリットがあります
|
|
*
|
就職意欲を持った若い人材を比較的容易に確保し、あなたの会社が求める即戦力を育成することができます。
|
*
|
実習あるいは有給パート等で能力と適正を見極めて、正規雇用につなげられます。
|
*
|
企業の繁閑にあわせた要員計画に沿って訓練生を受入れることにより、訓練を実施しつつ若いフレッシュな人材を貴重な労働力として活用することができます。
|
*
|
教育訓練機関で体系的な知識や技能を並行して習得させることにより、企業の訓練コストを下げることができます。
|
*
|
訓練生を戦力化すると同時に、指導する立場の従業員を育成することができます。
|
*
|
修了時の能力評価により、能力が保証された人材を採用することができます。
|
*
|
教育訓練を外部機関で実施することで、訓練の負担を軽減しつつ体系的な知識や技能を習得させることができます。
|
|
◆
|
企業及び教育訓練機関に対する支援措置
|
|
企業が対象若年未就職者等を雇用し、デュアルシステムによる訓練を行う場合には、事業主に対して、キャリア形成促進助成金(訓練給付金)の高率助成を行うとともに、これに要する計画策定費を助成することとし、デュアルシステムを実施する企業を支援します。
|
|
|
【教育訓練機関における訓練に係わる賃金・訓練費用を負担する事業主】
|
★訓練経費及び賃金の助成
|
《中小企業》キャリア形成促進助成金助成率3分の1を2分の1に
|
《大企業》 同様に4分の1を3分の1に引き上げて支給。
|
|
【日本版デュアルシステムを新たに実施する事業主】
|
★対象若年未就職者職業訓練実施計画策定経費
|
15万円を支給。ただし、1事業所ごとに1回限り。
|
|
【教育訓練機関を探している事業主】
|
コーディネート事業により、企業の要望等に沿った教育訓練機関を探してマッチング。訓練開始後も、相談に応じる等一貫した支援を提供します。
|
|
【その他】
|
ハローワークにおいてデュアルシステムに係わる求人を受付け、若年求職者の紹介を実施します。
|
|
|
◆
|
実習併用職業訓練制度(実践型人材養成システム)の創設
|
|
新たに企業が参画した、より実践的な、訓練システムです。企業が実施主体となり、新規学卒者等を主な対象として、現場の中核となる実践的な技能を備えた職業人を育成することを目的とします。
企業が主体となって「自社のニーズに即した教育訓練機関における座学」と「一定期間、訓練生を雇い入れてのOJT」を組み合わせ、企業、学校との協力のもと学生にとって就労・就学に次ぐ、これらの2つの要素を併せ持った「第三の選択肢」として普及させます。
|
|
|
自社で現場の戦力となる人材を育てたい企業
|
↓
|
厚生労働大臣に対し、訓練計画を申請し、認定
|
↓
|
面接による訓練生の選考
|
↓
|
認定計画に基づく訓練の実施
|
↓
|
教育訓練機関における座学/企業における有期雇用による実習(OJT)
|
↓
|
能力評価の実施
|
↓
|
「現場の戦力」となる人材の確保
|
|