親企業の経営の多角化、新分野進出、工場等の海外進出等により、下請・系列企業をめぐる経営環境が激変する中で、下請・系列企業自身の自立化や提案型企業への脱皮が喫緊の課題となっています。
本会では、「中小企業連携組織対策補助金事業」の一環として、組合を取り巻く経営・経済環境に的確に対応していく一助とするため、毎年様々なテーマを取り上げ、調査を実施してきました。
本年度においては、こうした親企業の変化に対して下請・系列企業がどう対応していくのか、そのために下請・系列組合はいかなる役割を果たしていけばよいのか。今後の組合の対応策を講じる上で、参考にしていただくため、本調査を実施したものです。
本報告書が、今後の下請・系列企業の振興と組合の活性化にいささかでもお役立ていただければ幸いです。
本調査の実施にあたりまして、ご多用のところご協力をいただきました組合の方々に、深く感謝申しあげます。
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