近年、中小企業の方々や個人の方々が、共同事業を通じて経営課題を解決し継続的に発展するため中小企業組合、とりわけ企業の経営革新等を目的とする「事業協同組合」と個人の創業ツールとしての「企業組合」を活用することが注目されています。
　そこで、東京都中央会は、中小企業組合をより一層ご理解いただき、今後の組合づくりにお役立ていただくために、１１月２６日（金）に東京都中小企業会館９階講堂において「組合創業フォーラム〜始めよう創業、進めよう経営革新、中小企業組合で！〜」を開催しました。

　第１部は、コディネーターに全国中央会前常務理事で現在中小企業組合研究所所長の山本　貢氏、パネラーに企業組合プランナーズビジョン理事長伊藤博嗣氏、にほんごの会企業組合前理事長三井昭子氏、赤帽首都圏軽自動車運送事業協同組合理事長小林則夫氏、東京都古書籍商業協同組合理事河野高孝氏をお迎えしパネルディスカッションが行われました。まず最初にコーディネータより事業協同組合と企業組合の組織形態や特色についてお話しいただいき、その後コーディネーターの質問にパネラーが答える形で、各組合の設立の経過、現在の活動状況、設立の苦心談、今後の組合の目標について活発な意見交換が行われました。
　第２部は、本会担当者より、事業協同組合や企業組合等の設立に関して、そのノウハウ、ポイントを説明しました。
　講習中、中小企業組合の設立、創業に関心がある方々を対象に個別に、本会担当者が、相談に応じました。
　参加者は、最近の創業､起業､異業種連携等の高まりから、一般企業（株式会社等）５８名、事業協同組合２２名、行政庁１１名、合計９１名に及び､パネルディスカッションや説明に熱心に耳を傾けていました。今回のセミナーから、少しでも､今後の各社・組合の事業運営にお役に立つものがあれば、と考えた次第です。