東京都は１０月３１日、「経済・雇用　年末年始特別対策」を発表しました。
　東京都では、完全失業率が５％を上回り、失業者数も３５万人を超えるなど依然として厳しい雇用情勢が続いており、とりわけ若年層においては、フリーターの増加、中高年齢離職者においては、失業の長期化など深刻さを増しております。
　こうした状況を踏まえ、“緊急求人キャラバン隊の派遣”などを通じた求人情報の積極的な収集・提供、また、都立技術専門校生の就職促進などのＰＲを行うとともに、“年末年始１，０００人雇用創出”などを図る「雇用特別対策」と並び、“制度融資取扱い窓口の増強策”などの「制度融資の利用強化キャンペーン」を主な取組みの柱として強化推進を図っていこうとするものです。

　また、産業労働局では、昨年公式ホームページ「ＴＯＫＹＯはたらくネット」を開設し、東京都中小企業振興公社、ハローワークなど多数の都内労働関係機関・団体などと連携・リンクを行い、都内企業の求人情報をデータベース化した「しごと検索システム」を運営しています。
　さらに、ベテラン中高年離職者の知識や経験を活用し、ＩＴやマーケティングなどに関するアドバイザーとして、中小企業等に無償で派遣する「中小企業助っ人１０００人事業」を都内全域で展開しております。
　つきましては、本会会員組合及び傘下組合員の皆様におかれましても、以上の趣旨を十分ご理解いただくとともに、是非ともご協力賜るようお願い申し上げます。