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「写真の日」記念講演会で挨拶する
東写協奥田相談役・深野顧問
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「写真の日」は、昭和26年(1951年)に協同組合東京都写真館協会の上部団体である社団法人日本写真文化協会を主体とした写真の日制定委員会が6月1日を「写真の日」と決定しました。
この根拠になったのは、天保12年(1841年)の6月1日に、長崎の上野俊之丞常足という人が薩摩藩主・島津斉興の息子・斉彬を、オランダ人から手に入れたダゲレオタイプのカメラで撮影したという話に基づいています。
しかし、フランス人ダゲールが写真術を発明し、ダゲレオタイプがフランス学士院で公表されたのが1839年。上野俊之丞常足が撮影した年よりわずか3年前のことなので、当時の交通事情等を考えるとかなり無理があり、またその当時オランダ船は入港していない旨の記録が残っていること等から、その年のその日に撮影がなされたという可能性は薄いというのが大方の見方です。それでも6月1日の「写真の日」には50年以上の歴史があり、例年、この日には多くの催し物が開かれています。
お問い合せ先
協同組合東京写真館協会
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