東京紹介組合シリーズ
日本全国の小売店が仕入れに訪れる日本最大の問屋街


 協同組合東京問屋連盟 東京都中央区日本橋馬喰町1-11-1
  http://www.e-tonya.or.jp/

江戸通りに面した組合アーチ
 東京都中央区の「横山町・馬喰町・東日本橋」地区は、通称「東京問屋街」と呼ばれ、江戸時代から続く歴史のある老舗問屋街として知られています。今では およそ1500に及ぶ衣料品・ファッション雑貨・生活雑貨等の卸商社や店舗が軒を並べる「日本最大の問屋街」です。この問屋街の卸売業者を中心に組織して いる団体が協同組合東京問屋連盟であります。
 協同組合東京問屋連盟は、昭和23年1月に戦後の混乱した商取引を正常な商取引を行い商業道徳の復興を図るために卸売業者186社が任意団体「横山町馬喰町問屋連盟」を創立したのにはじまります。その後、昭和33年8月に国や東京都の助成を受けるために協同組合に法人化しました。
 現在組合では、毎週火・水・木曜日のサービス日と年間22回の大売り出しの期間に1万円以上お買い上げの方に金額に応じて「連盟サービス券」を発行進呈しております。「連盟サービス券」は、指定の飲食店やガソリンスタンド等で金券として使える他、現金が当たる抽選会にも参加できます。

「れんめいカード」(見本)
「連盟サービス券」
 また、株式会社セントラルファイナンスと提携して、加盟店でカードを提示してサインをするだけで仕入れができる仕入れ専用クレジットカード「れんめいカード」を発行しています。 その他、昭和23年の任意団体創立以来、毎月1日、10日、20日に機関紙「問屋連盟通信」を発行している他、労働保険事務組合を行っております。
新道通り問屋街風景
機関紙「問屋連盟通信」
<一口メモ>
・馬喰町・横山町問屋街について

 この地に問屋街が形成され始めたのは、元禄時代からだといわれ、小間物、薬種等の各種問屋が軒を並べる横山町に隣接する馬喰町は、馬の専売所から宿場町 として、各地の商人を滞在させたことから両町は持ちつ持たれつの関係となりました。そして幕末にはさらに各種問屋が集まるようになり、明治に入っても増え続けて東京の一大問屋街に発展しましたが、その後、戦災で大部分を焼き、壊滅状態になりました。戦後「よろずや」からスタートし、闇取引の疑いで手入れを受けたこともありましたが朝鮮戦争の勃発と統制撤廃、「糸編景気」によって、以前にも増しての活況を取り戻しました。
 この問屋街の大きな特徴は「現金安売問屋」というところで、関東大震災後の恐慌による教訓で取引は一切現金。だから安い。そして衣服、運動具、装粧品、帽子、紙製品、喫煙具等21業種に及ぶ商品の圧倒的な品揃え。ほぼ全国的に取引を展開しているエネルギーあふれる街です。

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