東京紹介組合シリーズ
秋川渓谷の自然の中で、一期一会のおもてなしを大切にします!

秋川渓谷観光旅館協同組合  東京都あきる野市戸倉1296

 東京の西部に位置する秩父多摩国立公園・秋川渓谷は、首都圏からも近く、家族やグループでのハイキング、キャンプ、渓流釣りなど、気軽に自然にふれあえるところとして、年間およそ150-160万人の観光客が訪れる人気の場所です。
夏・川遊びで賑わう秋川渓谷       (於:あきる野市十里木付近)      秋・紅葉に染まる秋川渓谷
 かつて、旅館の先代の主人たちは、宿泊客を集めるために立川駅などで「秋川の旅館は、料理も美味しく大変よかった。」と口コミでPRするなど、お互いに知恵を出し合って宿泊客の獲得に努力を重ねてきました。
 やがて、昭和42年12月に、秋川亭の主人である小曽根一雄初代理事長が中心になり、秋川渓谷の網代から数馬までに存在する14-15軒の観光旅館が集まり、対外的信用力の強化をはじめ組織力による共同宣伝事業、共同購買事業を目的に「秋川渓谷観光旅館協同組合」として法人化がなされました。
 組合の事業としては、地元の五日市・檜原の両観光協会とタイアップしての観光PR、歯ブラシやタオルといった消耗品の共同購入、保健衛生の徹底や地元の防犯・消防への協力等を行い、地域社会の発展にも寄与しています。
 また、平成9年からは隔年で料理した魚への供養を目的に「鯉供養」を実施し、秋川渓谷にかかる西青木平橋から鯉・鱒の放流を行い供養を行っています。
スタンプラリーの案内パンフレット
平成12年1月1日からは、PR活動の一環として組合員の内の16軒の観光旅館の参加による「五日市&檜原へ大自然の森林浴とふる里の温もりに出会う旅」というタイトルのスタンプラリーを実施し、シーズンオフの宿泊客の獲得に努めています。
 これは、ひとつの旅館に泊まるごとに1スタンプで、スタンプが8つ集まると1名分の<一泊無料宿泊券>がもらえるというものです。
 また、五日市商工会のホームページに組合員の旅館が紹介され、旅館の紹介が掲載されています。最近は、インターネットで予約されるお客さんが増えているそうです。ちなみに、宿泊客の構成は家族での夏の秋川での川遊びを目的にした一泊二日の利用が多く、都内から3分の1、近県からが3分の2で、リピーターは約2割とのことです。
観光旅館「本陣」の主人である
大川理事長
 「これまで我々の仲間たちは、あまり危機感をもっトてやってきませんでした。景気が低迷している昨今、旅館業も厳しい競争にさらされています。私たちが生き残っていくためにも、秋川渓谷をもっとPRして、いろいろなアイディアを出し合い付加価値を高めた組合活動を展開していきたいと考えています。」と大川義孝理事長からお話を伺いました。
<一口メモ>
渓流釣りワンポイント(誰にでもすぐ釣れる基本テクニック)
1.餌のイクラは1個でなく、2個から3個つけるのがポイントです。
  小さな虫を餌にする場合は、虫がすぐに死んでしまわないように頭部から針を刺さずに、おしりから刺します。
2.流れに沿って釣糸を川面に垂らしたら、次の瞬間には流れに向かって釣竿を動かして、魚から餌が動いて見えるようにします。
3.浮きが“ピクリ”と動いたらすぐに竿を引き上げます。逃げられないように!
4.以上のポイントをしっかりおさえれば、誰にでもすぐ魚をヒットできます。
渓流の女王「やまめ」

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