江戸の伝統工芸品組合シリーズ
東京都の認定する伝統工芸士が18人 江戸時代からの意匠・技法の「江戸切子」を後世に伝えます。


東京カットグラス工業協同組合:東京都江東区亀戸2-9-6-101
TEL:03−3681−0961
FAX:03−3681−1422
http://www.edokiriko.or.jp/

色鮮やかな「江戸切子」製品
 切子とはガラス器に刻まれた模様のことをいいます。 

 歴史的には、江戸時代後期(天保5年)になって江戸切子や薩摩切子などガラス工芸品として価値のあるものが作られるようになりました。
 特徴としては、色を厚く被せた素材でカットが半透明な淡い感じの仕上がりである薩摩切子に対し、江戸切子は、素材が透明な硝子と色被硝子でも色を薄く被せたものとがあり、カットは深く鮮明で正確であり、仕上がりがはっきりとした華やかさにあります。

 組合の歴史は、大正7年に約200人の職人により任意の親睦団体である「東京硝子研磨業組合」として出発し、その後、昭和30年3月に現在の「東京カットグラス工業協同組合」として法人化がなされました。
 組合員は、元々の発祥の地である江東区の亀戸や大島に硝子工場やそれらの工場から独立した職人が多かったことから、約7割が江東区で、残り3割が近隣の墨田、葛飾、江戸川の各区で事業を営んでいます。
(組合員数66人;平成20年7月現在)
江戸切子製品カタログ
 現在、江戸切子の伝統を今に伝える職人集団である協同組合は、江東区亀戸に組合事務所とショールームを持ち、各種のグラス類、花瓶、飾皿等といった様々な製品が数多く展示・即売されており、色鮮やかで芸術的な「江戸切子」を眺めていると、まるで美術館にでも来たような感があります。

 組合事業としては、全国各地のデパート等で開催される展示・即売会(多い年には、年20回以上)への出展を行っており、個人から法人の記念品としての用途と様々な注文があります
 また、亀戸の組合ショールームでは約200点以上の商品をとりそろえ、展示即売を実施しておりますので、ぜひ、お立寄りください。
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