第73回中小企業団体全国大会開催される

“人を「(つな)ぐ」・組織を「(むす)ぶ」・地域を「(つむ)ぐ」”
~ポストコロナは変革の時代、連携と革新で躍進する中小企業へ!~

21/12/1 

zenkoku zentai【大会会場の様子】  

 全国中央会及び神奈川県中央会は、11月25日(木)、横浜市「パシフィコ横浜 国立大ホール」において『“人を「(つな)ぐ」・組織を「(むす)ぶ」・地域を「(つむ)ぐ」”~ポストコロナは変革の時代、連携と革新で躍進する中小企業へ!~』をキャッチフレーズに、第73回中小企業団体全国大会を開催いたしました。
 当日は全国各地から中小企業団体の関係者約1,700名が参集し、本会からも303名が参加しました。
 大会は、森  洋全国中央会会長の開会挨拶により幕を開けました。その後ご来賓として、萩生田光一経済産業大臣、武部 新農林水産副大臣、黒岩祐治神奈川県知事、山中竹春横浜市長、関根正裕株式会社商工組合中央金庫代表取締役社長の祝辞、後藤茂之厚生労働大臣のビデオメッセージの後、坂倉 徹神奈川県中央会副会長が議長、平 栄三千葉県中央会会長、石丸忠重長崎県中央会会長がそれぞれ副議長となり、議事が進められました。

第73回中小企業団体全国大会スローガン
1.万全な資金繰り対策・消費喚起対策による早期景気回復
2.デジタル化・事業再構築等の投資支援策の拡充・強化
3.震災復興・豪雨風水害対策の拡充
4.実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進
5.安価・安定なエネルギー・原材料供給体制の確立
6.中小企業組合等連携組織対策の拡充

 大会開場のメインステージの両翼に大会スローガンが掲げられる中で、「万全な資金繰り対策・消費喚起対策による早期景気回復」「デジタル化・事業再構築等の投資支援策の拡充・強化」「震災復興・豪雨風水害対策の拡充」「実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進」「安価・安定なエネルギー・原材料供給体制の確立」「中小企業組合等連携組織対策の拡充」を具体化し、我が国経済及び中小企業・小規模事業者の持続的な成長を実現するための中小企業対策の拡充に関する21項目が上程されました。決議に先立ち布川 徹徳島県中央会会長より、意見発表が行われた後、満場の賛同を得て決議案は採択されました。
 さらに、碇谷友貴神奈川県中小企業青年中央会会長が、本大会の意義を内外に表明するため、『大会宣言』を高らかに宣言しました。
 なお、大会開会前にはオープニングセレモニーとして、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏が披露され、参加者皆が魅了されました。
 また、大会宣言後に行われた表彰式では全国の優良組合35組合、組合功労者76名、中央会優秀専従者20名の表彰が行われ、それぞれの総代に対して森全国中央会会長より表彰状と記念品が授与されました。
 なお、本会からは次の方々が表彰の栄に浴されました。

◆第73回中小企業団体全国大会 被表彰者氏名(東京中央会関係)◆

 【組合功労者】

浅井  隆 様  城南運送事業協同組合 理事長
加藤 節夫 様  日本ダイカスト工業協同組合 常任理事
唐沢 俊一 様  多摩電気工事工業協同組合 理事長
薩󠄀摩眞理子 様  企業組合コモンズ 理事長
福田 勝則 様  東京都電機商業組合 理事長

 【中央会優秀専従者】

千葉  俊 本会情報課主査

 なお、次期全国大会は、来る令和4年11月10日(木)に、 長崎県において開催することを決定し、大会旗が森全国中央会会長から石丸長崎県中央会会長へ継承されました。
 諸事ご多用のところ、ご参加いただきました組合関係の皆様には厚く御礼申しあげます。

zenkoku moriaisatu

【森全国中央会会長開会挨拶】

 
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【優良組合総代と森全国中央会会長】

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【組合功労者】
(左より薩󠄀摩様、唐沢様、加藤様、浅井様)

 
zenkoku kutibue

【神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏】

 

  決 議 事 項

【Ⅰ.中小企業・小規模事業者等の経営強靱化・成長促進支援等の拡充】

1.新型コロナウイルス感染症・多発する災害からの経済再生支援策の
  拡充
2.中小企業・小規模事業者・組合の成長促進投資への支援強化
3.中小企業・小規模事業者の持続的発展に向けた事業承継・事業継続
  に関する対策の強化
4.中小企業団体中央会の指導体制・支援機能の拡充・強化、実態や
  ニーズに即した組合制度の再整備
5.地方創生推進に向けた対策の拡充

【Ⅱ.中小企業・小規模事業者の実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料
  対策の推進】

1.新型コロナウイルス感染症の影響長期化に対する配慮
2.働き方改革の実現に向けた中小企業への配慮
3.中小企業の人材確保・定着対策
4.地域の実情を踏まえた最低賃金の設定
5.外国人技能実習制度の運用の円滑化と制度の拡充
6.外国人材の受入れ体制の整備
7.障害者雇用への中小企業支援策の拡充
8.国による職業訓練機能の拡充・強化
9.社会保険制度等の整備

【Ⅲ.中小企業・小規模事業者の積極的な事業活動を支える環境整備】

1.中小企業金融施策の拡充
2.中小企業・組合税制の拡充
3.中小製造業等の持続的発展の推進
4.エネルギー・環境対応への支援の拡充
5.卸売・小売業・まちづくりの推進に対する支援の拡充
6.サービス業支援の強化・拡充
7.官公需対策の強力な推進

 

宣 言

 本日、中小企業団体の代表は、“人を「(つな)ぐ」・組織を「(むす)ぶ」・地域を「(つむ)ぐ」”~ポストコロナは変革の時代、連携と革新で躍進する中小企業へ!~をテーマに、ここ神奈川県横浜市に集い、約三万の中小企業組合等の総意を取りまとめ、その実現に向けて、共に取り組むことを決議した。
 中小企業・小規模事業者、とりわけ、飲食・宿泊・サービス業等の事業者や、これらの関連事業者は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を必死に受け止め、堪え忍んできた。その努力が一刻も早く報われるよう、国等に対して、効果的なコロナ対策、医療体制の整備を引き続き要望するとともに、次のスローガンのもと、本大会の各決議事項の早期実現を強く求めるものである。

 一、万全な資金繰り対策・消費喚起対策による早期景気回復
 一、デジタル化・事業再構築等の投資支援策の拡充・強化
 一、震災復興・豪雨風水害対策の拡充
 一、実態を踏まえた労働・雇用・社会保険料対策の推進
 一、安価・安定なエネルギー・原材料供給体制の確立
 一、中小企業組合等連携組織対策の拡充


 本日参集した一同は、ポストコロナの変革の時代を切り拓くべく、積極果敢に行動することを決意する。
 右宣言する。

令和三年十一月二十五日
第七十三回中小企業団体全国大会
(原文は縦書き)