大村会長 年頭のあいさつ

大村会長 20130101 name nento

 明けましておめでとうございます。
 令和3年の新春を迎えるにあたり、皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 昨年の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症という脅威により、かつてない経験を強いられ、未曾有の苦境に陥りました。人の流れが止まり、経済活動が大きく制約を受けたことで多くの企業が業績不振にあえぎ、組合の活動も縮小を余儀なくされました。こうした危機に際して東京都や国が講じた様々な支援策により、景気は一部に持ち直しの動きを見せましたが、未だ先を見通せない状況にあります。
 このような状況の下で本会は、中小企業新戦略支援事業(団体向け)(新型コロナウイルス感染症緊急対策)や新しい生活様式に対応したビジネス展開支援事業等の新型コロナウイルス対策事業を実施するとともに、「感染防止徹底宣言ステッカー」の取得やテレワークの推進等、東京都や国のコロナ関連施策の普及に努めました。
 さらに本会は、技術・サービスの高度化・高付加価値化に取り組む中小企業・小規模事業者を支援する、明日にチャレンジ中小企業基盤強化事業等を効果的に実施しました。本年も引き続き、東京都に対して事業の継続を要望し、組合や中小企業・小規模事業者の支援策のさらなる充実を図ってまいります。
 また、組合産品の販路拡大、組合や業界の知名度向上の場として全国一体となる恒例の イベント「組合まつりin TOKYO」につきましては、コロナ禍に対応するヴァーチャルとリアルが融合した展示会として開催いたします。開催期間は1月26日から2月25日となっており、コア期間の1月26日、27日には東京国際フォーラムに「展示スペース」を設置して、出展者の商談やマッチングの機会を設けました。多くの方々に是非とも「組合まつり」のサイトを閲覧いただきたいと存じます。
 今年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催イヤーとなります。本会は東京2020大会を契機に組合や中小企業の受注機会の拡大を目的とする「中小企業世界発信プロジェクト2020」を推進するとともに、東京2020大会の開催機運のさらなる醸成に取り組む所存です。
 今年の干支は『辛丑 かのとうし』。丑の年は「我慢を重ねることで、これから発展する前触れが現れる年」になると言われています。会員の皆様が厳しい現状に耐え、飛躍のきっかけとなる年となることを願ってやみません。
 本会は、今年も「相互扶助の精神を誇りとし、協同の力で中小企業、地域社会の未来を切り拓くことを使命とする」という基本理念に基づき組合巡回・相談業務さらに各種事業の効果的な実施に努め、皆様のお役に立てるよう全力で取り組んでまいります。
 結びに、本年が皆様にとりまして、輝かしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。