令和2年度団体向け新型コロナウイルス
感染予防対策ガイドライン等の普及促進事業
高齢者の健康とご家族の生活を支えるために、地域社会に欠かすことができない介護施設では、休むことができないばかりか、重症化リスクを持った人も多く利用している。マスクやグローブの品薄状態が続き経営を圧迫しているが、安全第一の対応を行っている。
メディカル・ケア・プランニング株式会社は平成14年設立。特定施設入居者生活介護、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、デイサービス等様々な形態での施設を運営している。平成28年に、認知症対応型共同生活介護施設・グループホームつどい「島田家」、小規模多機能型居宅介護施設・「小規模多機能つどい八幡山」を同時開設した。
A: 現在18名の方にご利用いただいています。ご本人だけでなくご家族の方にも安心してもらえるように、保健所や介護老人保健施設とも看護計画を連携しながら対策しています。
訪問介護では回数を減らしたこともありますが、リハビリは継続性が重要ですので、なるべく通常通りに運営できるよう努めています。
しかし、感染拡大の初期の頃には、ウイルスの感染症状についてわからないことも多く、新規の入所ご希望を断らざるをえないこともあり、心苦しく思いました。
A: 施設のご利用者やスタッフから感染者が出ていないことやこれまで休業をしていないことが、一つの成果だと思います。
マスク着用にも、ようやく慣れてもらえました。当施設は要介護2 ~3 の方が利用され、立ち上がったり歩行の際に、支えることもあります。スタッフには、マスク、手指の消毒、うがいを徹底し、毎日の体温測定で健康管理を行っています。また、休日も不要不急の外出は控えるようにし、スタッフの家族にも協力をお願いしています。
A: 以前から感染症対策はしていましたが、現在は消毒などで3~4倍の手間がかかるようになっています。しかし、チームで協力することによって、例えば近くの公園に人がいないことを確認してから散歩に訪れる等、普段通りの活動ができるように工夫しています。
外出できないことによる身体機能の低下と、それに伴う意欲の低下を引き起こさないためにも、できる限りのことはやっていきたいと思います。まずは、早くワクチンや治療薬ができてくれることを祈ります。
当施設は、看護師でもある管理者の花岡氏が中心となって、スタッフ全員の教育を行い、「持ち込まない」ことを徹底しています。
また、介護ビザを取得したたくさんのベトナム人の若手スタッフも活躍しており、活気のある明るい雰囲気が、お年寄りの気持ちの支えにもなっています。こうした日々の積み重ねを大切にし、地域密着の介護サービスをこれからも進めていきます。