令和2年度団体向け新型コロナウイルス
感染予防対策ガイドライン等の普及促進事業
学校生活にも大きな変化がある中で、緊急事態宣言下でも子どもにとって安全で安心な日常を継続することに成功。教師・生徒・保護者が協力し、子どもが自発的に行動する「しつけ」を通して感染予防対策を進めている。
平成元年設立。練馬区を中心に、埼玉などの遠方からの生徒も学ぶ。学年別でクラス分けしない「無学年制指導」を採用し、個人別に選択した最適教材で学ぶ。また、あいさつの徹底や他人への思いやりなど、生徒にとって一生涯の糧となる基本的な修養も、一体感ある教室の中で自然と身につけられるような指導を行う。
A: 普段からインフルエンザ等の対策として、マスクや消毒液の備蓄はありましたので、品薄だった時期にも問題はありませんでした。
学校の休校期間にも、生徒たちや保護者の方からは休まず通いたいという希望がありましたので、「うつさない、持ちこまない」を徹底するように、日々の行動、つまり「しつけ」を教えるよい機会と捉え、前向きに取り組んでいます。保護者との連携では、自宅で毎日の検温をし、子供が連絡カードを持ってくるようにしています。
A: コロナ以前から、ゴミは自分で持ち帰ることにしていましたし、共有の場所を清潔に保つことを教えていましたので、今回、登下校時に自分が使った机を消毒液で拭くことを加えましたが、みんなしっかりと行ってくれます。靴裏の消毒も、生徒同士が協力してやってくれるので、教室側として増えたのは、トイレの掃除回数ぐらいでしょうか。
オンライン授業を行う場合もありますが、それは感染予防対策というよりも、その生徒さんの事情に合わせるためです。
A: これから受験シーズンとなりますので、とにかく「持ちこまない」を徹底したいと思います。遮蔽シールドなどの導入は検討しましたが、シールド上についたウイルスを日々の掃除で完全に除去するのが難しいという問題もあり、使用する予定はありません。換気と、こまめに教室内を消毒することによって予防していこうと考えています。
また、生徒たちには、学習とは自分の身を守るためにあり、自分で考え、行動することの大切さを伝えていきたいと思います。
これからも感染症はなくなりません。ですから、日常的にそうしたことに備えておくことが重要なのだと、今回改めて生徒たちに伝えることができたのは、とても重要だったと思います。
日頃から教えていれば、いざというときにちゃんと行動できます。これが、社会に出てからも生き抜いていくその子の強さとなっていくと思います。これからも「寺子屋」として頑張っていきたいです。