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用箪笥
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指物の起源をたどると、江戸時代に大工職人が分化していったものの一つとして指物師が誕生したといわれています。この江戸時代からの手仕事へのこだわりが造りあげる精緻で粋な技術・技法は、職人の手から手へと連綿と今日に受け継がれています。
江戸指物協同組合の前身は、昭和35年、わが国経済の高度経済成長期の中にあって、職人離れによる後継者不足を懸念した指物職人の有志35人程が集まり「和家具研究会」を結成したことにはじまります。
この研究会は、指物技術・技法を後世に伝えるために若手後継者の育成と販路の開拓に積極的に取り組んできました。
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その後、昭和58年4月に協同組合として法人格を取得し、同年8月に東京都から伝統工芸品指定産地組合の指定を受け、さらに平成9年5月には通商産業省からも同様の指定を受けました。組合の主な事業として、組合独自「江戸指物展」をはじめ全国各地のデパートなどで開催される各種の伝統工芸品展に年に10回以上出展し、展示即売を行い江戸指物の普及と販路の拡大に努めています。
「今また、江戸指物が見直されています。最近では時代の流れか、飾り物よりは実用性のある用箪笥や小物の指物が好まれるようです。今後、組合では指物の技術・技法の伝統を後世に伝えるために後継者を育て、積極的に組合事業を展開していきたいと考えています。」と井上喜夫前理事長からお話を伺いました。
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組合パンフレット類
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(一口メモ)
「江戸指物について」
朝廷用・茶道用が発達した京指物に対し、江戸指物は、武家用、商人用や江戸歌舞伎役者用(梨園指物)を中心に発達したため“華奢さで粋を表現する”のが特徴とされます。この江戸指物には、吟味された素材を活かし、外見ではわからないところに優れた技術を駆使した職人の技と粋さが感じられます。
・製造工程
乾燥→木取り→木削り→組手・小穴・格付・加工→
加飾加工→組立→外部仕上→磨き→塗り→金物取付
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